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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


それは

「おはよう」

「『おはよう御座います
及川さん』」

「声揃えないでよ
妬いちゃうじゃん!」

きっとこの人のおかげ……。

『何言ってるんですか』

なんでもないフリしてても

「冷たいなぁ、姫凪ちゃん」

及川さんから流れてくる視線に
ドキドキしちゃってる。

『普通です!
仕事してください!
今日も忙しいんですから!』

「はーい、分かったよ」

積み上げられた資料を
チェックしながらも

「及川さん
これ、差し入れです
良かったら食べて下さい」

名前が聞こえると
耳が反応しちゃうし

「良いの?ありがとう。
これ手作り?凄いね」

「こういうの好きで…」

「女子って感じじゃん
今度何か奢るよ」

「約束ですよー!」

聞こえてくる会話が
気になって仕方ない

なによ…
クッキーくらい
私だって作れるモン…

あぁぁぁあ!
なに考えてるのよ!
今は仕事中!!
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