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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


…って!
別に良いじゃん!
そういう関係になりたくて
誘ったわけじゃないもん!

ただ!
そう、ただ…
あと少しだけ飲みたかっただけ。

それだけ、だもん…。

「あ、ちょっとそこで止めてください」

私の家のすぐ側のコンビニの前で
タクシーを止め

「…どうする?姫凪ちゃん」

窓を見てた顔を私に向ける及川さん

『…えっと、その…』

「飲む?」

普段から甘い声が
より甘く聞こえた気がして
鼓動が早くなる

「飲まないなら
このまま家の前まで行こう」

返事しなきゃ!
変な想像してるみたいじゃん!

『…飲…む』

絞り出した私の声に

「分かった。
じゃあ、降りるよ」

穏やかな声のまま応えて

「すいません、ここで」

スマートに精算を済ます

慣れてるなぁ…
そりゃそうよね
モテるだろうし…って
なにチョット拗ねてるのよ

飲みたいだけだってば!!

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