第7章 新たな幕開け

そ、そうだ！
こういう時には
女子の明るいオーラで…

『…』

だめだ！
ここに居る女子は
大の男嫌いだったー！

不機嫌な男二人を前に
すっかり萎縮しちゃってる

しかも

「…及川さんのオンナ…にしては
なんか…控えめっスね
色々と」

俺の後ろに隠れる姫凪ちゃんに
気付いて
KY発言する国見ちゃん

『控えめ…だと
何か問題でも？』

ちょうど胸イジリされた後だからか
ムッとして言い返した後すぐ

『あ！すいません！
別にキレたわけでは…！
さっき及川さんに
意地悪言われたから
つい…！ね？』

アタフタしながら
俺を見上げ
フォローしてと言いたげな顔

この小動物感
マジで堪んないよね
もっとイジメたくなる

「さっき及川に弄られた？
もうエロい事してんのか？姫凪」

『きゃあ！岩泉さん！
なんて事！そんなわけないでしょ！！』

…って！
岩ちゃんがいじめたくなって
どうする！！