Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第8章 ★忠犬リエーフ《灰羽 リエーフ》
髪をタオルで適当に拭き、リビングに戻る。ドアを開ければ、ソファで寝っ転がって月バリを読むリエーフがいた。
『ただいまぁ』
「あ、おかえんなさ…ブッ///」
『へ?』
リエーフが顔を押さえて悶絶。
『え、だ、大丈夫?』
「海宙さん、それ反則…///」
口元に手を移し、リエーフがキョドる。顔の上半分は、赤くなってる。目の遣り場に困っているのか、目線が宙をさ迷っている。
「そんなの、エロすぎっス…」
『えー、いつもお風呂上がりコレだよ?』
私の格好は太股までのショートパンツみたいなパジャマに、上はキャミと寝る時用のパーカー。ブラなんて、着けてない。
リエーフが起き上がり、ずかずかと近寄って前からぎゅうっと抱きしめる。布1枚隔てた向こうからは、トクトクという心音。
「海宙さん…俺もう限界。シたい…」
下腹部に、違和感。視線を下にすると、リエーフのアレは既に元気になっていた。さすが男子高校生、性欲もいっぱいのようだ。
『あっはは、分かったよ。じゃあ、行こ?』
そう言って、リエーフの手を取り、寝室に向かう。片付けて、リセッシュしたばかりだから、綺麗に見える。
部屋に着いて早々、リエーフは私をベッドに押し倒した。そして、唇に吸い付く。舌を絡ませ、何度も向きを変え、貪るようにお互いの唇を味わった。
唇を離せば、つぅっと銀の糸が2人を繋ぐ。どんなキスだったかを想像させるようで、思わず身体が火照る。
「海宙さん、脱がせますよ?」
『ダーメ』
「なんで!?」
まるで、エサを前にして待てを言われたよう。でもね、リエーフ。私の言うことを聞くって言ったのは、キミなんだよ?
素早く身を翻(ひるがえ)しリエーフを仰向けに寝かせ、その上に跨がる。用意しておいた布をリエーフに巻き付け、視界の自由を奪う。
「海宙さん…?」
不安気で、少し震えたリエーフの声。
ああ、その声、たまんない。
『うふ、私ね、人で遊ぶのが大好きなの。だから、たくさん…』
楽しませてね?