Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第33章 ★君と俺の8秒間《瀬見 英太》
じわじわと進んでくる英太。すごく加減してるのが伝わる、私の体を労ってくれてるのは分かるし、嬉しい。けども、だ。
『いっ、たい、やだ、痛い痛い痛いっ!』
「きっつ!っつか、海宙大丈夫かよ!?」
ごめんなさい、大好きな英太なのに何故でしょうか、痛いです痛すぎます。何故でしょうか、ハジメテよりも痛いのです。
インハイがありーの、夏休みは部活と合宿ざんまーいので、全然スキンシップできなかったから?そんで、エッチなことも1ミリもやってないから?だからって…
神様、それはヒドすぎでしょ!
『えいたぁっ、どぉしよ、痛いぃ…っ!』
「背中、爪立てろ!痛みどっか逃がせ!」
ぼろぼろ泣きながら英太の背中に腕を回す。ごめんなさい、貴方が痛いのは分かるんだけど、今の痛みは生理痛が10年分よりも痛いのです。
そうして唸ること数分。私の体もようやく慣れてきたのか、徐々にではあるものの英太を受け入れ始めていた。
『んっ…あ、えぃ、たぁ…っあ、ふぅ…』
「力…っ、抜けよ…っく、ヤバいな…」
ゆっくり挿れて英太のが全部私のナカに納まる。英太が腰を動かす度に快感が襲う。どうしよう、さっきまであんなに痛かったのに、こんなにも気持ちいいなんて。
『っあ、えっお、くぅ、やっ、らめぇっ』
「んっ、奥のが海宙、締まってるし…っ」
ずんっと奥を穿たれれば、底知れぬ快感に引き込まれそうになる。あぁもう。どうして英太は、こんなに気持ちよくしてくれるの。
『あんっ、も、イっちゃ、うっ、やっ』
「やば、俺も…っ、イき、そ…」
『あっ、やっ、も……っふぁああぁっ!』
英太のがイイトコを掠めた刹那、頭から脚の先まで電撃が走り抜けるようだった。背中を反らせ、達して、小さく喘ぎを漏らす。
「…海宙っ、俺も…っく!」
どくっと薄い膜の向こうで英太のが震え、熱い飛沫が弾けるのを感じる。
『えい、たぁ…すきぃ…』
「俺も、海宙好き…」
散々泣いて喘いだ私は、余韻を感じる間もなく、深い眠りへと吸い込まれていった。