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白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]

第12章 【LONGING】-願望-


蛍side

キミは高い壁の向こうに
匿われたお姫様の様だと
誰かが言った

触れようとしたら
叩き落とされる手が
ショックだと
誰かは笑った

くだらない。って
僕はそいつを笑ったけど

少しは分かる

触れたいのに
そこにはいつも
あの人が居て
キミを隠してしまう

キミとの距離は縮まない

ほんの少しだけ
チクリと痛む心を
悟られない様に
もしかしたらを隠す様に

僕は嘘笑いを繰返す
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