第5章 涙の温度
『お兄ちゃん。蛍くんが冷たいです』
お湯をチャプチャプしながら
姫凪が呟いた
「は?蛍と喧嘩したんだ?」
だからアイツあんな不機嫌だったのか?
『喧嘩…っていうか…その…
近くに居るとドキドキし過ぎて
エッチな事とかイッパイ考えちゃうから
距離を取ってみたというか…
そしたらカナリ冷たくなってしまって…』
はぁ!?なんだそれ!!
そんな理由かよ!!
蛍のバカが羨ましい位に
好かれててムカツク!
「甘えたら一発で解決!
はい、次!」
『ちょっと!真剣に応えて!
姫凪すっごい泣いたの!
蛍くんに嫌われたら生きていけない〜!』