第5章 涙の温度
「姫凪…ヤバ…苦しい…かも」
『え!?明光くん!?』
「ヤバイ…息できねぇ……」
『すぐ開けるから!』
ウソ位なんでもない
後で何回でも謝ってやる
アッサリと開いた扉から
姫凪が出てきた
泣いてたのか目が少し赤い
『明光くん!大丈夫?!』
「大丈夫じゃない…姫凪が
全然たりねぇ…」
近づいて来た姫凪を抱きしめると
『え!?ウソ?嘘ついたの??』
腕の中で、ジタバタもがく姫凪の
「俺なんか信用するからだろ?
でも姫凪が足りねぇのは
…ウソじゃねぇよ?」
髪を優しく撫でて唇を奪った