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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第5章 涙の温度


しばらくして
リビングのドアの開く音がして

「おーす!蛍!元気かー?」

蛍が顔を出した

「………」

うわっ!あからさまに嫌そうな顔!
兄ちゃん悲しいぞ!

アレコレ誘っても
反応のない蛍に

「姫凪のケーキは??
食ってやらないと可哀想だろ?
それとも俺が食っていーのか?」

なんて言ってみると

「良いわけないでしょ?
僕のだし」

だって。
ふーん…[僕の]ね…?
その割には
大切にしてないみたいだけど?
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