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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
「探して来る。それでいいんでしょ?」
ガタンと席を立って教室を出る
探すって言っても何処をだよ。
姫凪の居そうな場所とか
知らないし
テキトウにキョロキョロしながら
歩いてると
長い髪が揺れる小さい背中
「布施」
ビクッと揺れてこっちを振り返る
前よりも小さく見える身体
『蛍くん、どうしたの?』
少しオドオドした姫凪が
俯いて言った
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