第10章 われてもすゑに…。
「さすがにバレる。しかも
ゴム使い切ったでしょ
黒尾さんと木兎さんから
貰ったのも使いきったでしょ」
『うっ…なんか姫凪を
性欲の塊のように…姫凪は
ただ…もっと…エッチなチューを…
して欲しいなぁってそれだけだし…
しかも使い切ったって
蛍も共犯だし』
「へぇ?じゃあ帰ってからは
チューだけにする?」
ブツブツ言う私の顔をむにっと
掴んでニヤニヤと笑う
分かってる。これは
イヤって言わせたいだけの顔
『うぅっ!それはイヤ!
…蛍はそれでいーの?
姫凪とのエッチ飽きちゃった?』
「飽きるわけ無いでしょ?
足りなくて困ってるよ
なんせ共犯だからね?
一蓮托生…死ぬまで一緒だよ……」
分かってた。
そう言って欲しかっただけだよ