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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第8章 野心を抱く者


「意外。
姫凪とチューさせろ
とか言われると思ってた」

『…ん…黒尾さんは
そんな感じじゃないよ?』

姫凪が遠くなる
後ろ姿に呟く

なに?この反応

「惚れちゃった?」

アニキに似てるっ言ってたし…

って。何回同じ所を
ループするんだよ。僕は!

『……蛍…!?』

「なんてね?僕だけだよね
信じてる。言ってみただけだよ」

『当たり前でしょー!
もう!蛍のヤキモチ妬きー!』

戯けて笑う姫凪を見て
僕も笑って

残り少ない休憩時間中
手を繋いで寄り添って過ごした

そこに居るのを確認するように
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