第11章 グレイscene4
我慢、できなかった。
握られた手を引き寄せると、誰にも見えないようにブイの影で智くんと唇を重ねた。
「智くん…俺も、大好きだよ…」
ブイの影で俺達は抱き合った。
「ずーっと、一緒に居ようね…?」
「うん…翔ちゃん…」
気がついたら…智くんのかわいいもっこりが、さっきよりもたくさんもっこりしていた。
「これ、どうしちゃったの?」
「あっ…やんっ…触らないでっ…」
キスで感じたのか、潤んだ瞳を俺に向けてくる。
「触ってあげる」
「いやっ…だめっ…」
嫌がる智くんを押さえつけて、水着の中に手を入れると、待てましたとばかりに俺の手の中で質量を増した。
でも、水着が邪魔で上手く触れない。
「智くん、足上げて?」
「へ…?」
素直に足を上げたから、するりと水着を脱がせてしまった。
素早く流れていかないように、水着を海パンのポケットに仕舞う。
「あ…やだ…ハズカシイよ…やめて…」
そう言いながらも、海中で悶える智くんはいつもよりも気持ちよさそう。
「ふふ…ねえ。みて、あの人こっちに泳いできてるよ?」
「えっ…やだ…お願いっ…」
「でも、ここ、こんなになってるよ…?いいの放っておいて…」
「あっ…ああっ…やだ…おねが…しょ、ちゃっ…」
きゅっと掴まってきた智くんは顔を真っ赤にして、泣いている。
「ねえ…イかないと、離さないよ…?王様の言うこと聞けないの?」
「やっ…うっ…えっ…」
「智…俺、智が海で…皆の前でイクとこみたいなあ…」
「やだ…やだやだ…そんなこと言わないでぇっ…」
「ほら…このぬるぬる、なに?」
海中でもわかるほど、先走りが出てる。
「いけないんだ…智くん…」
「うっ…ふぅっ…ん…」
真っ赤になって必死に堪えてるけど…
「イって…?智…スケベな智、大好きだよ…」
「っ…あっ…やあっ…ぃっ…」
ぎゅうううっと目と口を閉じて、智くんはびくんびくんと震えた。
「最高…俺の智…」
「あ…ん…バカ…」
暫く、そのまま二人でブイの周りを浮いていた。
「あ…お魚…」
小さい魚がたくさん智くんの周りに集まってきて、俺達は焦った。
「や、やべっ…智くん、上がろ?」
「う、うんっ…」
あんな…
あんなものを餌にするなっ!
さかなあっ!
【END】