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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


その日、帰らなかった俺を雅紀は怒った。
怒って抱きしめて…
そしてあの女のことを告白してくれた。

抱きしめただけで諦めてもらったのだと。

雅紀が好きなのは、俺だけで…
一生、俺から離れる気はないと…

雅紀はそう言った



2月…寒い冬…

潤の家に呼び出された俺は、潤に抱かれた。
もう抱かれる必要はなかったのに、抱かれた。
髪を切った潤は若返って…純真な青年に見えるのに…

俺を見つめる目は、炎を宿していた。

「お願い…もう、これきりにして…」
「じゃあ、なんで来たんだよ」
「あっ…やぁっ…」
「なんで抱かれてるんだよ?え?」

後ろから俺を突き上げながら、なおも潤は俺の奥に入ろうとする。

「理由が欲しいんだろ…?俺に抱かれる…」
「あ…違う…ちがうっ…」
「じゃあ言ってやるよ…」

後ろから俺に覆いかぶさると、痛いくらいの力で身体を抱きしめられた。

「俺と寝たことバラされたくなかったら…俺の言うこと聞けよ」
「潤…」
「さあ…これで股開く理由ができたろ?」

ぐいっとまた俺を突き上げると、脳天を突き抜けていく歓び。

「感じろよ…今は俺に溺れろよ…」
「あっ…ああっ…」
「悪いのは、俺だ」


何度も…
何度も何度も何度も…

俺は潤に抱かれた。



違う…



悪いのは、俺…



「あっ…ねえっ…もっとっ…」
「もっと…どうして欲しいの言って?」
「もっと、乱暴にっ…」
「え?」
「もっと俺を壊してっ…雅紀っ…」



忘れられないのは、俺…



「潤…見て…」

俺の上で揺れる潤の後ろに黒い影。

「あれは…潤なの…?それとも…」
「あれは俺だよ」
「嘘…あれは…」

あれは、地獄へと連れて行ってくれる鬼…




その鬼は、俺の顔をしていた





【END】
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