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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


「智くんっ…好きだっ…」

ある夏の日、突然の告白。
わかってた。
わかってたけど、俺達は男で…芸能人で…

どうにもならないものと思っていた。

夕立が過ぎた後…
慌てて避難した公園の東屋には俺達しか居なかった。

まだ雷鳴が遠くで響いてる。

「翔くん…俺…」
「ごめん…迷惑だよね…でも、俺…」

隣に座ったままの翔くんは、そっと俺の手を握りしめた。

「言わないと一生後悔すると思って…だから…」

長いまつげに涙の粒がきらきらと光ってる。

「こんなの俺のわがままなんだけど…覚えておいて…?」
「え?」
「俺は…いつでも智くんのこと思ってるから…」
「翔くん…」
「たとえ誰かと結ばれたとしても…智くんのことは忘れられないから…」

翔くんが握った手に力を入れた。

「俺を許して…好きになってしまった俺を…」


手が、離れていく

翔くんの熱
体温、匂い

離れていく


「…許さない…」

立ちあがった翔くんが無言で振り返る。

「ごめんね…智くん…」

頬を涙が滑り落ちるのが見えた。

「許さない…翔…」
「え…?」


「俺から離れていくなんて許さない」

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