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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


楽屋への廊下を潤とふたりで歩く。
時々、手がぶつかる。
ちらっと潤を見ると、潤も俺をちらりと見ていて。
目が合うとふっと笑って前を見る。

今日は特番の収録。

忙しいスケジュールをやり繰りして、なんとかスタジオまでこぎつけた。
なんか色々ロケに行って、やっと今日2回目の収録。

楽屋に入る前に、俺達は別れる。
俺は喫煙所でタバコを一本吸ってから。
潤はそのまま楽屋に入る。

目で頷くと、俺は歩き出した。
後ろで潤が楽屋に入る音が聞こえた。

潤と付き合って一年近く経つ。
だけど、メンバーやマネージャーには言えてない。
いう必要もないだろうと思ってる。

苦しい局面は色々あるけど、それでもこんな関係が普通じゃないのはふたりともよくわかってる。
だから、余計なことは言わないで置いている。

沈黙は金。

喫煙所に入ると、智くんが居た。

「あ、おはよー」
「おはよ、翔くん」

荷物も置かないまま直行してきてるんだが、智くんは何も言わなかった。

「なんで楽屋で吸わないの?」
「まあ、たまにはね」
「なんか居づらい?」

普段はぼーっとしてるけど、こういうとこ良く気がつくんだよな…

「ううん。そんなことないよ」

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