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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


「あっ…」

楽屋でペットボトルを取ろうとしたら、ニノと手が触れ合った。

「ご、ごめん…」

真っ赤になって手を引いたニノは、ぷいっとあっちを向いてしまった。

「いや…」

俺はといえば、出してしまった手を引っ込めることもできず、そのままボトルを取った。
蓋を開けてゴクリと一口飲むと、ニノはこちらを見ていた。
熱っぽく潤んだ目…

「おいで?」
「まーくん…」

マネージャーもスタッフもいない、メンバーも出払ってる。
楽屋でふたりきり。

広げた左腕に、ニノはぽすっと収まった。
でも俺の顔を見ようとはしない。
右手で顎を持つと、くいっとこちらを向かせた。

「見せて…ニノの顔…」
「やだ…恥ずかしい…」

頬を紅潮させて、でも目だけは逸らして。
唇が期待してる。

ニノの手が、俺の右手に触れた。

「まーくん…」

突然、ニノの潤んだ子犬みたいな目が俺を捉えた。
そっとまぶたが閉じられる。
ごくりとツバを飲み込む。

ああ…やっと…この日が来た。

「ニノ…」

ゆっくりと顔を近づける。
ニノの放つ熱を感じる距離まできた瞬間、楽屋の扉が開いた。

「おつかれー!」

慌てて俺たちは身体を離した。

「おっ。今日も仲がいいねえ…えっちした?」

潤がとんでもない暴投をしてきた。

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