第11章 グレイscene4
「欲しいんだろ…挿れてやるよ」
イッたばかりなのに…翔ちゃんのソコはまだ滾ってて。
媚薬って凄い…
またソファから降りると、俺の足を持ち上げてそこに膝立ちした。
無言で翔ちゃんは俺の中に入った。
「あっ…翔ちゃんっ…熱いっ…」
「うわ…ほんとすんなり入る…すけべ…雅紀」
「だってぇっ…欲しかったんだもんっ」
もっと翔ちゃんでいっぱいにして欲しくて、腰を突き上げると翔ちゃんの手が俺の腰を抑えた。
「待てって!もう出ちまうから!」
「あぁ…いいから…がまんできないっ…」
「もう…淫乱な姫だな…」
「王子…めちゃくちゃにして…」
つぶやいた唇をキスで塞がれると、野獣王子は俺のことめちゃくちゃに貫いた。
視界ががくがく揺れながら王子を眺めていたら、とてつもなく幸せで。
幸せすぎて、イっちゃいそう。
「王子っ…ねえっ…あ、無理っ…凄いっ…」
「姫のせいでこうなってるんですよ…?責任とってくださいね?」
野獣のくせに丁寧な言葉で喋るから、感じすぎて…
「好き…翔ちゃん…愛してる…」
「俺も…雅紀、愛してる…」
汗塗れの身体を引き寄せて肩口に顔を埋めると、すごく安心した。
会えない時間を身体で埋めるなんて、ばかばかしいかもしれない。
けど、男同士の俺達にはこれしか方法がない。
俺達だけの秘密の時間…
「あっ…ああっ…雅紀っ出すぞっ」
「翔ちゃんっ…来てっ…」
快感の産声と一緒に、俺達は白濁を吐き出して果てた。
「んっ…うっ…」
びくりびくりと俺の中で震える翔ちゃん…
「嬉しいよお…」
涙が出そうになる。
「雅紀…もっとだ。とまんねーからな」
野獣が言うと、背筋がぞくぞくした。
結局、媚薬のせいなのかなんなのか…
翔ちゃんは5回イッた。
俺は3回目からなにも出ないでカライキ。
気持ち良過ぎで失神した。
こんなの初めてだった。
翌朝、目が覚めたら屍のように俺たちはベッドに沈んでいた。
翔ちゃんの腕を持ち上げると、自分の体に回し掛けた。
「離さないでね…俺の王子様…」
「ん…一生離さないよ…姫」
タヌキ寝入りの王子に、唇を奪われた。
【END】