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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第9章 退紅(あらそめ)scene3


それは…

快楽を、悦楽を求める作業ではなく
ただ俺達は一つのものになったのを確認する作業で
気持ちいいとか良くないとか関係なくて
ただお互いがそこにいるってことを知るための動作で
繭からゆっくりと俺達は俺達を紡いで…

二人で昇りつめていった。

「翔っ…あっ…」
「智…もっと…声…」
「はぁっ…も、無理…あぁっ…」
「わかった…」

中が蠢く…
智の限界がわかった。
いつもイキそうなときぎゅっと俺の肩を握りしめる。

「智…」
「ん…?」
「愛してる…」
「っ…ああっ…俺もっ…俺もだよぉっ…」

ビクビクっと体が震えて、智は俺の手の中に放った。
同時に俺も智の中に、ありったけ放った。

荒い息を吐きながら…
俺たちは互いの体液で汚れるのも構わず抱き合った。
ベッドの上を這うように動いて、お互いの体温を逃がさないように…
いつまでも抱き合っていた。

「愛してるよ…翔…」
「愛してる、智…」

ありがとう智…

ありがとう…




俺たちは…この先も傷つけ合うのかもしれない。
でも…俺達はこの日を忘れない。
忘れなければ…きっと乗り越えていける。




底なし沼の先には…




朝日に包まれて、ただ微笑むあなたがいた






眩しい







【END】
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