第7章 ショコラscene3
そこにはバッチリお友達の住所も書いてあった。
「ニノっ…これ!」
「ああ…」
ニノはスマホを読みながら、紙束を開いていった。
何回かめくると、にやりと笑った。
「江東区の人ってことは…あくまで仮説として、美々子ってひとも江東区だとして…」
江東区の美々子さんを全部洗った。
年齢が30歳以上と、18歳以下は除外した。
「10人…結構いるもんなんだね…」
それでもこれだけに絞り切れたのはでかい。
またニノへメールが届いた。
「あ…そっか。この子に病院聞いてみるのも手か…」
「でも、そんなこと教えてくれるかな…」
「ま、やってみよう」
メールに書いてあった住所も江東区だった。
俺とニノとリーダーのラジオにメールをくれたのは、このお友達に間違いない。
ニノはまたメールを打った。美々子って人のフルネームと、可能ならどこに入院してるか、ソッチの方角に向かってニノが祈るから教えてくれって書いた。
「ニノって詐欺師の才能あるよね…」
「うるせ。あんたがお人好し過ぎんのよ」
そう言ってエンターキーをタンっと押した。
後は、待つだけ。
奥さんがお茶を出してくれて、休憩することになった。