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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


そっと身体を離して、ベッドに押し付けたニノを見おろす。

「なんで…俺と暮らしてるの…?」
「俺がそうしたいから」
「なんで…こんなことするの…?」
「俺がこうしたいから」

ゆっくりと顔を近づけて、ニノの唇に触れる。

「嫌…嘘だ…嘘…」
「嘘じゃない…」
「じゃあ同情だ…憐れむのなんかやめてくれよ…」
「そんなんじゃない」
「惨めじゃねえかよ…こんなの…」
「違うよ…和也…」

和也…そうじゃない…
俺は、お前が…お前のことが…

「だって…男だよ…?俺…なんでこんなこと…」
「男だけど…和也だ」
「え?」
「おまえだろ…?男とか女とか以前に」
「何いってんの…」
「俺はお前とこうしたいから、してるの」
「わかんないよ!」

またもがきだした和也の身体を抱きしめる。

「だってっ…男になんて抜いてもらいたくないって言ったっ…」
「え?」
「嘘つきっ…」
「おれ、そんなこと言った…?」
「言ったよ!」
「いつだよ…」
「京都の…泊めてもらった時…」

ああ…あの夜のことを…
俺が知らないうちに和也を傷つけてしまった夜のことを、まだ覚えていたんだ…

「ごめん…確かに言った」
「嘘つき…もう離して…こんなことして何になるのよ…」

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