• テキストサイズ

カラフルⅢ【気象系BL小説】

第6章 ノクターン


バスローブがはだけて脱げていく。

「俺の服どこ?俺、帰らなきゃ…」
「あんななんにもないところ帰ってどうするんだ!?」
「なんで?俺の家…」
「帰っちゃだめだ…ここに居るんだ」
「いやだ…こわい…かえる…」
「ニノ…」

ぎゅっと大野さんが俺を後ろから抱きしめた。

「落ち着けよ…ニノ…お前の家は、もうない」

剥き出しの背中に大野さんの体温。
暗い廊下でうずくまる俺を大野さんは抱き起こしてくれた。

「さ、寝よう…?な?」

俺の身体を支えながら、寝室に入る。
そっと俺を横たえると、バスローブを直してくれた。

その時、大野さんの電話が鳴った。
大野さんはベッドサイドからスマホを取ると、電話に出た。

「もしもし…はい…今、俺の家に居ます…はい…わかりました」

暫くそのまま話し込んでいたけど、電話を切ると俺の頭をなでた。

「ニノ、暫く仕事休みだって」
「え…?なんで…?」
「とにかく、一週間くらい休も?な?」
「そんな…」

わけがわからない。
今、休みを貰う理由がない。

「俺が…いらないってこと…?」
「何言ってんだよ」
「俺なんか居なくてもいいってことでしょ?」
「違うって…」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp