第6章 ノクターン
その晩は、大野さんの隣で眠った。
布団がないから、シングルベッドに二人で眠った。
耳を澄ますと、まだ原くんの部屋からアノ声が聞こえる。
身体の熱が逃げていかなくて、どうしようもない。
もぞもぞ身体を動かしてごまかそうとするけど、なんにもならなかった。
「ニノ…眠れないの?」
「あ…ごめん。起こしちゃった?」
「ん…どした?」
「いや、別に…」
大野さんの身体から、いい匂いがして…
なんとなく落ち着かなかった。
「大野さんも…原くんみたいなことするの…?」
背中を向けたまま、なんとなく聞いてみた。
「あ?乱交?まあ…たまに」
「…そうなんだ…」
「なんだよ。今日は帰しちゃったくせに…」
「いや、別に俺は…」
「俺の性処理どうしてくれんだよ…お前がヤダって言うから…」
「え?」
「ギンギンだぞ?どうしてくれんだよ」
ふにゃふにゃした顔してんのに、言ってることがえげつない…
「ごめん…抜くなら、俺、部屋から出てるから…」
「今更オナニーなんかできっかよ…」
ふふっと大野さんは笑って、それから目を開けた。
「お前にやってもらおっか」
「えっ…」
「手、貸せよ」
そう言って強引に手を持って行かれた。