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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第3章 チェリー・ポップ




額が…ひんやりときもちいい…


目を開けると、薄暗い中で俺を見ている大野さんが居た。

「大野さん…」
「どう…?気分は」

手を差し伸べると、きゅっと握ってくれる。
凄く安心した。

「まだ…熱いね…」

そう言って傍らのペットボトルから水を含むと、俺の口に流し込んでくれた。

「もっと…」

そうねだると微笑んで、もう一度同じことをしてくれた。
終わると、俺の頭を撫でてくれる。
この人、こんなに優しかったっけ…

「お…おのさん…」
「ん?」

起き上がって大野さんの胸に顔を埋める。
身体に回した腕をぎゅっと締めると、大野さんも俺の身体に腕を回して抱きしめてくれた。

人肌に触れたくて堪らない。
でも、誰でもいいってわけじゃない。
だって人間は怖いから…
嫌いだから…

大野さんなら…安心できる…
この人なら…

「かず…」

大野さんの手のひらが、俺の頬を包む。
その手が俺の顔を上に向かせると、大野さんの唇が降ってきた。
額に…まぶたに…最後に、唇に…

離れていくと淋しくて、涙がにじむ。
もっと…触れて…
もっと俺に触って…

もっと俺を感じて…

そっと大野さんの手を取った。

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