第2章 グレイscene3
「かず…挿れていい…?」
汗をぽたぽた落としながら俺に覆いかぶさってくる。
「いいよ…来て…?」
力の入らない腕で大野さんを抱き寄せると、大野さんの熱い身体が俺に密着する。
起き上がって乱暴にシャツを脱ぎ捨てると、カバンの中からローションを取り出した。
「今日、買っておいてよかった…」
むふっと笑いながら、封を開ける。
寝室に行けば、使いかけのあるのに…
俺の足を持ち上げると、ズボンをするりと脱がせて腰を持ち上げた。
「ちょっと我慢してね…」
そう言うとローションを纏った指を、俺の後ろに押し当てた。
「ん…あ…あ…」
「かず…俺の指に慣れてきたね…」
「いや…えっち…」
「そのえっちと付き合ってるすけべは誰だよ…」
口を尖らせながらいう大野さんがかわいくて…
「…早く…ちょうだい…?」
中で動く指が、どんどん俺を押し広げる。
待ちきれない俺は、大野さんを引き寄せて、口の中を貪った。
「はぁっ…待てって…苦しい…」
「いや…欲しい…大野さんが欲しい…」
また唇を塞ぐと、大野さんの指が出て行った。
そのまま熱い塊が、俺に押し付けられて…
「ああ…早く…」
「かず…いくよ…?」
ぎゅうっと抱きしめられて、生の大野さんが俺の中に入ってきた。
「あああっ…大野さんっ…」
「かずっ…」
ぐぐっと奥まで差し込まれて、そのまま引かれたと思ったら突き上げられて。
大野さんの動きに合わせて俺の身体も揺さぶられた。
「かず…?」
突き上げながら、大野さんが俺の前髪を掻き分ける。
額にキスをすると、より深く俺の中に埋まってくる。
「ああっ…おお、のさんっ…もっと…来て…」
「もう…これ以上入らねえよ…」
また俺をぎゅうっと抱きしめると、激しく腰を振って汗を飛ばす。
「愛してる…愛してるよ…かず…」
「大野さん…俺も…愛してる…離さないで…?」
「うん…離さない…」
ぐいっと大野さんが仰け反って、俺に埋まった。
「ああっ…かずっ…」
「大野さんっ…」
短い叫びを残して、俺達はそのまま果てた。
ねえ…大野さん…
不器用でもいいよ…
これからは、俺が…感じるから…
【END】