第2章 グレイscene3
あ、今すっごい眠そう…
収録が終わって楽屋の中。
皆が帰り支度している中、あの人は微動だにせずにソファに座ってる。
こくり、船を漕いだ。
「大野さん、眠いなら早く支度して?」
「にゃ…ニノ…」
「ほら、着替えて?」
とろんとした顔をして、大野さんは立上がる。
腕を引いて私服のあるところまで連れて行くけど、また眠りそう。
「着替えられる?」
「にゅ…」
もにょもにょと着替え始めるのを、服を持ってあげて見てる。
「あーニノ。やらしいんだ。リーダーの裸見て…」
「うるさいの。あいばか」
「ふふ…俺にも見せろよ」
「あっち行ってなさいよ」
俺の肩にこなきじじいよろしくもたれかかる男の頭を叩く。
「相葉ちゃん…俺の裸見て楽しいの?」
大野さんが不思議そうに尋ねる。
「楽しい」
「おばか」
急にこなきじじいが肩から離れる。
相葉さんを翔さんと潤が羽交い締めにしている。
「お前は…邪魔すんじゃないよ」
「へ?」
「じゃあな、ニノ。お疲れ」
「リーダーお疲れ」
「え?ちょっと…」
相葉さんを引きずるように二人は楽屋を出て行った。
「仲いいよなぁ…あいつら…」
まだのろのろと大野さんは着替えてる。
褐色の脇腹をつん、とつつく。
「あひゃ」
「早くして」
…だから相葉さんにあんなに裸見られるんでしょ…