第64章 モノの子scene7
「お前も…舐めてやる…」
大野がゆらりと起き上がった。
「えっ…いいよっ…」
あんな気持ち…甘いような苦いような…
もうなりたくなかった…だから…
「もう、寝よ?大野…」
「だめだ。お前、こんなだもん」
大野はまた僕の前を掴んだ。
僕は…まだ硬いまんまで…
強引に大野は僕を押し倒すと、僕を口に含んだ。
初めての温かい感触に思わず声が出た。
「ひゃあっ…大野っ…」
構わず大野は僕を舐め続ける。
「やっ…ちょっと待って‥待ってぇ…」
大野はぜんぜんやめてくれない。
それどころか、ぴちゃぴちゃと水音を立てて、僕を貪っている。
身体からどんどん力が抜けていく
。
「待って…大野…待って…」
身体の底から突き上げてくるもの…
甘い…甘い蜜…
大野の口に包まれて、味わったことのない甘い感情が突き上げてきた。
「あ…や…大野…大野ぉ…」
身体がぶるぶる震える。
なんで…?
なんでこんなに気持ちいいの…?
いつの間にか、背中の痛みはなくなっていた。
身体の熱さが、だんだんと僕を支配していく。
「もっと…大野…」