第5章 ヘブンズシュガー Sside
「翔くん…」
カウチでうつらうつらしていると、智くんの声が聞こえる。
「まだ寝てるの…?起きてよ」
傍らに立つ智くんを見上げ、身体を引き寄せる。
「…黙れ」
唇を乱暴に塞ぐ。
「翔く…」
夢中になって貪っていると、後ろから俺の腕を掴む手があった。
「翔ちゃん、おいたが過ぎるよ」
雅紀の声がしたかと思ったら、抱え上げられた。
「なにすんだ…」
雅紀が微笑む。
そのままベッドに身体を投げ出された。
「おい…」
雅紀が無言で俺の上に乗る。
両腕を押さえこまれて、身動きが取れない。
「かわいがってあげる…」
そう囁くと、首筋に吸い付いてきた。
「やめろっ…おまえっ…」
暴れていたら、腕を掴む手がいつの間にか増えていた。
「誰だっ…」
見上げると潤が、ベッドに腰掛けている。
「いい格好だね…翔くん…」
「なんのつもりだ…」
ふふっと微笑んで、潤の顔が近づいてきた。
俺の唇を潤のそれが包んだ。
「んぅ…」
なんだってんだ…
そのうち、下半身に違和感を感じた。
ニノがベルトを開けている。
「お前っ…」
「いいでしょ?散々、私達やられてますからね…」
にやにや笑うと、ずるっとズボンを下げた。
「わ…滾ってますね…」
そっと俺の中心を弄ぶ。
「や、めろ…お前ら…」
身体のあらゆるところを手が這って行く。
ふと見ると、智くんが俺の横に寝転がっている。
「智くん…」
「ふふ…翔ちゃん…今日は俺の、奴隷にしてあげる…」
妖しく微笑んで、俺にキスをした。
なんだここは…
甘くて苦い…天国…
「あ…やめろお前ら…」
俺の声は、天国に吸い込まれていった。
【END】