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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第23章 Sad Monster【ドリフターズ】


「頼むからもう泣かねえでくれろ。
 お前ぇの涙は見るに耐えらんねえ。」

俺の首筋に埋まったの顔。

その後頭部を優しく撫でながら懇願すれば、はしゃくり上げるのを我慢する様に熱い吐息を吐き出し何度も頷いた。

ああ……そんなお前ぇが可憐しくて仕方ねえ。

可愛くて仕方ねえんだ。

そうなれば当然……

「……すまねえが……
 どうにも我慢ならん。」

俺の上に在るの身体を両腕で確りと拘束する様に抱え

「……動くぞ。」

下から勢い良く突き上げ始める。


「んうッッ……んっ……ああっっ…」

最大に膨張し硬化した一物が、中を圧し拡げる度に漏れるの苦痛を耐える声。

それでも止めてやれねえ自分を自戒はするものの、どうやったってこの僥倖からは逃れられねえ。

「………
 辛かったら俺の肩を噛め。
 遠慮なんて要らねえから……」

「で……でもっ……」

「構わねえ!
 僅かでもお前ぇの苦痛が散らせる…ならっ…」

未だ躊躇うの後頭部をグッと押し寄せてやると、直ぐ右肩に鋭い痛みが走った。

「クッ……」

に歯を立てられているんだと思えばその痛みすらが快感に変わり、を穿つ速度は上がっちまう。

その熱と滑り……

そして厭らしく響く粘着質な水音に下半身がギュウギュウと搾り上げられる感覚に打ち震え

「悪ィ……
 も…余裕が無ェ!!
 くッ…そッッ……!!」

俺はそのままの中にドクドクと欲望を迸らせた。
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