第23章 Sad Monster【ドリフターズ】

と入れ替わる様に今度は俺が仰向けに寝転がる。

それからを俺の腰に跨がらせた。


「あの……土方殿？」

育ちの良いには、こんな性交は思いも付かねえんだろう。

女が男の上に乗るなんてな。

案の定、狼狽してどうすりゃ良いのかと戸惑ってやがる。

そんな様を見せりゃ、男を更に煽るだけだって教えてやるか。


「お前ぇが下じゃあ、背中を痛めちまうだろう？
　本来なら柔らけえ布団の上で、
　大切に抱かれる可き姫様だろうに……
　俺なんかに捕まった所為で青姦だ。
　……すまねえな。」

「いえっ……いいえ。
　そんな事………
　私だって望んでこうなったのですから。」

「はは……ありがてえ。
　じゃあ……お前ぇの中に入れてくれよ、俺を。」

「え………？」

「簡単な事じゃねえか？
　今お前ぇの下腹の前でおっ勃ってるそれを
　さっき俺が指で掻き回した所に……
　なァ…出来ンだろ？」

態とらしく煽る俺の顔をじっと見下ろしていたは、コクンと小さく喉を鳴らすと俺の腹に両手を着いて徐に腰を上げる。


ああ……今からこの女と繋がる事が叶うのか……

以前の俺ならば拘りもしなかった通常に、淫欲よりも遥かに大きな幸福感が湧き上がり、俺は愛らしいの顔を見上げてぶるりと身体を震わせた。