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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第20章 グレイ scene2


「ああっ…潤っ…もっと奥…」


「もう…これ以上入んないって…」


ガタガタとテーブルが俺の動きに合わせて動く。


まだ誰も来ていない楽屋で、翔くんの身体を貫いている。


こんなの、何年続けているんだろう。


でも俺達には、今しか時間がなくて…


「お願い…もっとちょうだい…?潤が欲しい…」


「翔くん…ああ…好きだよ…」


「潤…もっと…もっと言って…」


「好きだ…翔…愛してる…」


俺の汗が、翔くんの顔に落ちていく。


まるで涙のように、翔くんの顔を滑っていった。




「おはよー」


「あ、おはよー」


翔くんが立ちあがって、ニノの方へ歩いて行く。


「翔さん、今日は早かったんだね」


「うん。ちょっと潤と打ち合わせがあったからね」


「そうなんだ。潤くん、おはよう」


「おはよう、ニノ」


雑誌を読んで何気ない風を装いながらあいさつをした。


「うちのが迷惑かけませんでしたか?」


ニノがくすぐったそうに笑いながら聞いてくる。


「お宅のご主人は優秀ですよ?ニノ」


おどけて答えると、ぶはっとニノは破顔した。


「翔さん、潤くんが褒めてるよ!」


「やめろよ…そりゃ、俺は優秀だけどさ?」


「言ってるよ、この人は…」


そう言って二人は目を合わせて笑いあった。


胸が、痛い。
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