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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第2章 アザリア


「息、吐いて…?」


耳元で、優しく潤が囁いた。


素直に、細く息を吐き出す。


潤がまた奥に進んできた。


「くっ…」


「息、止めないで…」


また息を細く細く吐いた。


息の糸が潤の耳にかかると、くすぐったそうに身を捩る。


また潤が入ってくる。


力が入りそうなのをぐっとこらえて、小さく小さく息を吐きつづけた。


俺の腰と潤の腰が密着して、動きが止まった。


「っは…んんっ…」


潤が震えながら、俺をギュッとだきしめた。


熱い。


「翔…」


そのままじっと俺たちは抱き合った。


俺の中に、潤がいる。


ものすごい存在を主張している。


俺のお腹の中、潤でいっぱい…


「潤…」


潤の腕が緩んだかと思うと、俺の顔を覗きこんだ。


「翔…ずっと…」


「ん…?」


俺の目の端ににじむ涙を、また唇ですくい取った。


「ずっと…好きだよ…」


俺の目を真っ直ぐ見て、潤は言った。


俺の髪を撫でると、頬と頬を合わせた。


「こんなこと言える日が来るなんて思わなかった…」


また俺をぎゅうっと抱きしめると、少し肩が震えた。
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