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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第16章 グレイ scene1


【月光】




白い息を吐きながら、ベランダで二人並んでる。


「すごおい…綺麗だね。お月様」


和が月を見上げながら俺に話しかける。


「ん…凄い、綺麗だな…」


お前の横顔…すごく綺麗だ。


「んもう…どこ見てんのよ」


そう言って笑いかける、その笑顔も凄く綺麗だった。


「和…」


「ん?なあに。大野さん」


首をかしげて俺の顔を覗きこむ。


しっかりと目を見て、まっすぐ俺のことを見る。


「いや…なんでもない…」


和の手を取って、部屋の中に戻った。


「わぁ…温かいや…」


部屋の中は、とても温かくて…


上着を脱ぎ捨てると、ソファに座った。


和が手袋をしてなかったから、手の先を真っ赤にしてる。


「ほら…手…」


そう言って手を伸ばしたら、素直に手を差し出してきた。


ひんやりと凍ったような手。


その手を両手で包んで温めてやる。


「温かい…大野さんの手…」


はぁっと息を吹きかけながら、和の手を温めた。


「ほら…こいよ」


手が温もったら、腕を広げてみた。


すとんと和は俺の腕の中に収まった。


「温かい?」


「うん…大野さんとっても温かい…」


ふうっと緩んだ表情をした。


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