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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第16章 グレイ scene1


「あいばか…」


そう囁いて、さらさらの髪を撫でた。


「ニノ…」


「えっ…」


ぐいっと腕を引っ張られた。


相葉さんの胸に倒れこんだ。


「なっ…なによっ…」


じたばたしてみたけど、相葉さんの力が強くて離れない。


しょうがないから、大人しくしてやった。


「ニノ…?」


「んだよ…」


「やっぱりお前、抱き心地いい…」


「知らねえよ…あいばか…」


「んふ…」


満足気に笑うと、俺を抱きしめたまま相葉さんは眠った。


「なんだよもう…」


そっと腕を抜けだして、髪を乾かした。


水を飲んで寝室に戻ると、相葉さんはまたベッドの中央で寝てた。


「もう…またかよ…」


寝れないことはないけど、お布団が足りない。


かと言って相葉さんの腕枕でなんか寝れないし…


それじゃまるで…アレじゃないか…


だからまた相葉さんをぐるんっとひっくり返して隅に寄せた。


そしたらまた、相葉さんに抱きつかれた。


「もお…起きてるならちゃんとしてよ…」


そう言っても、相葉さんは離れてくれない。


「しょうがないな…」


「ニノ…」


「ん…?」


「今日はこうやって寝てもいい?」


甘えるような声に、俺は頷くしかなかった。


「いいよ…」


「ありがと…好きだよ…」


「はいはい…俺も好きだよ」


なんだこれ。


20年も経つと、男同士でもこんな会話ができるようになるのね…



「ばっか…お前、にぶいんだよ…」


「え?」







end
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