第2章 アザリア
「んんんっ…くるしっ…」
「力抜きなよ…指、動かない」
「そ、んなこと言ったって…」
「痛くなっても知らないよ?」
潤がすっごく冷たい目で俺を見る。
「や…だ…許して…」
なんだか知らないけど、涙が滲んでくる。
「知らない…あんなことする翔くんなんて知らない…」
一層、目が冷たい。
「ごめん…」
指が動いた。
「あぁっ…やだっ…痛いっ…」
「知らない…もう…」
徐々に指が俺の中を侵食してくる。
「んあっ…潤、待って…お願いっ…」
「力抜けって!こんなんじゃ俺、食いちぎられんだろ!」
ぐいっと足を開かれた。
恥ずかしさと痛みで、涙が溢れてきた。
「やだぁぁ…許して…潤っ…」
腕で顔を隠さないと、酷い顔をしてる。
見られたくない。
その時、開いた脇腹をぬるっとしたものが撫でていった。
「ひゃっ…」
一瞬、気を取られたら、指がずぶっと根本まで入った。
「ふっ…んんん…」
ものすごい違和感と圧迫感。
「なんだ…感じたら緩むんだ…」
ひとりごとのように呟いて、潤が俺を握りこんだ。