第2章 アザリア
頬にキスを落とすと、俺はベッドを抜けだした。
リビングに行くと、タブレットを手にとってトイレにこもる。
俺は調べた。
調べまくった。
男同士で、どうやってやるのか。
10分ほど調べたら、めまいがした。
本当にこんなこと…できるのか…?
っていうか、潤と俺にこんなことできるのか…?
あんまりだるくて、ディフューザーのスイッチをいれて、アロマオイルを入れた。
グレープフルーツの香りが、トイレの中に漂う。
潤は”抱きたい”と言った。
と、いうことは俺は女役…
俺が…こんなこと…できるのか…?
潤と…俺が…こんな…
無理だ…
俺はタブレットでウェブ検索をかけた。
アダルトなビデオを見ようと思った。
ちょっと刺激が強すぎた。
潤と両思いになったこと。
潤と一緒にイったこと。
思い出すと、まだ身体が疼く。
おまけに、どうやって繋がるのか調べてしまった。
身体が勝手に盛り上がってしまった。
今のうちに抜いておこう。
適当なビデオを選んで、再生する。
前置きはすっとばして、結合シーンで再生した。
音量を少しだけ上げる。
卑猥な声がトイレに響いた。