第7章 虫襖-ムシアオ-
「相葉ちゃん…」
「ん?どうしたの?」
リーダーの部屋に入ると、後ろから抱きしめられた。
「今日…欲しい…」
「え…」
「だめ…?」
「…いいよ…」
リーダーがこんなこというの初めてだった。
求められてる。
それが嬉しかった。
ニノの顔がよぎる。
けど、俺は…
「お風呂、入ってもいい?」
「いいよ…準備するね」
リーダーが準備してる間、スマホを開けた。
そのまま入力画面を見つめるけど、何も浮かばなくて。
そっと電源を落とした。
リーダーが戻ってきて、準備ができたことを告げた。
「じゃあ、お先に…」
そういうと、にっこりと笑いかけてくれた。
…安心できる…
その笑顔。
ぎゅっとリーダーを抱きしめると、風呂に入った。
途中、部屋の呼び鈴が鳴るのが聞こえた。
荷物でも届いたのかなと思った。
部屋に戻ると、リーダーが風呂に入った。
テレビを見ながら待っていると、すぐに上がってきて。
カラスの行水ってやつだねって笑い合って。
髪を乾かしたら、すぐにリーダーが俺を抱きしめてくれて。
そのまま手を繋いで寝室に入った。
ニノの時のように、ドキドキすることはなかったけど…
安心できた。