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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第6章 きみどりscene3







「なぁんでだよー…お前かわいいんだもん…」


いじけながら、ぼそぼそ言ってるのがおかしくて。


本当はね、別にいいんだ。


むしろ嬉しい。


けど、こうやって智をいじめてんのが楽しいんだ。


外されたボタンを全部止めてやって、改めて顔をみると、なんとも情けない顔をしてる。


「ぷぷっ…」


「あっ…なんで笑うんだよっ!」


「べっつにー」


そう言いながら、キッチンに入っていって、遅い朝食をこのおじさんに食べさせることにした。


「かずー…」


「なによ」


キッチンの入り口に凭れて、なさけない顔でこっちを見てる。


「ね。しよ?」


思わず白いお皿を落とした。


「ぶっ…ばっ…ばかっ!」


「なんでだよぉ!?」


「あんたには、ムードってもんが…」


「おいらにそういうこと求めんなよ…」


「わ…わかってるよ…」


お皿、割れちゃった。


「もー、とにかく今はだめっ」


言いながら欠片を拾っていると、その手を止められた。


「俺がやるから」


近くに寄せられた顔にドキッとした。


「掃除機、取ってきて?」


「あ…うん…」


「どこにあるかわかる?」


「あ、うん…」


パタパタとスリッパを鳴らし、キッチンを出ながら、頬を押さえた。


顔が、熱い。
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