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【 銀魂 】徒然なる日々なれど…

第17章 正月太りには気をつけろ




階段を登り終えるとそこには想像した通り沢山の人たちが新年を迎えた事を盛大に祝っていた。寒いはずなのに人の熱気で少し温度が上がった気がする。それでもやっぱり寒いけれど。


銀時「お、甘酒じゃねぇか。天音も呑む?」


『私はいいです。銀さんだけどうぞ。』


銀時「おお。じゃあちょいと付き合ってくれ。」


私達は甘酒を貰うために列に並んだ。そしてようやく甘酒が銀さんの手に渡り私は暖かいお茶を貰って人が少ない所へ移動し芝生の上へ腰を下ろした。身体が冷えていた分お茶の暖かさが身体に沁みた。ふと理由もなく銀時の方を見るとお酒のせいか、銀さんの頬は赤くなっていた。


銀時「ん?なんか顔についてる?」


『付いてないですけど、顔赤いですよ。』


銀時「これはねー、天音ちゃんと一緒にいるのが嬉しくて銀さん照れちゃってるだけー。」


『ふふ。嘘、お酒のせいでしょ?銀さん酔っ払ってます?』


銀さんは眠たそうな顔で話す。お酒強そうなのに。こんな一面もあるんだって思うとなんだか胸の辺りがくすぐったい。普段は男らしい銀さんだけど、なんだか今はすごく可愛い。

ってこんな事を考えてる私は変態なのでしょうか。


銀時「酔っ払ってねェよ?お前の名前も分かるし顔も分かる。」


『いやいや、それ忘れたらただの記憶喪失です。』


こんな他愛も無い会話もすごく愛おしい。
何も内容の濃い話をしてる訳じゃないのに、ドキドキする。


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