第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
お風呂場から出るとそこには土方さんがいた。
そんな物凄く長い間入っていたわけじゃないけど
待っていてくれたと思うと、嬉しかった。
まぁ誰も居なかったらそれはそれで困るんだけれど…。
「土方さんお待たせしました、待っててくれてありがとうございます。」
土方「早かったな。ゆっくりでき……」
「へ?」
土方さんは言葉を言い終わらず、硬直してしまった。
「あの、土方さん?どうしたんですか?」
すると物凄い勢いで私に背を向けた。
この人は一体どうしちゃったのだろうか。
土方「お前、ふざけんなよ、服くらいちゃんと着ろ。」
「服?服ならちゃんと…っいやぁぁぁ!」
服を見ようと視線を下に落とすと
ちゃんと着たと思っていた服が物凄いことになっていた。