第22章 No.1は誰だ!
うわぁ、やべぇよ…
ちょっと触られただけなのに、下半身勃っちまったよ…
「ん? どうした? バランスが崩れてきているぞ?」
幸い東山さんはオレの下半身事情には気づいてないみたいだ。
「胸をもっと張って!」
東山さんの手が背中と胸を挟み込む。
ってかさぁ、指!
ビーチクに触ってるってばぁ…
「ほら、腰が引けてるぞ!」
いや、だからさぁ、あんたの指がね?
オレの敏感なところにね?
当たってるんだってばぁ!
「ご、ご、ご、ごめんなさい! ちょっとトイレ!」
オレは東山さんの手から逃れるように、前傾姿勢になりながらトイレへと駆け込んだ。
個室に入り、ズボンを降ろし便座に腰を降ろすと、しっかりスターになった自身を握り込み、性急な手つきで擦る。
そして片手をシャツの中に入れると、東山さんの手の感触を思い出しながら、胸の尖端を指で摘まんだ。
「あぁ、もうムリっ!」
オレの尖端から飛び出したソイツは、綺麗な”弧”を描いて、空中で華麗なターンを決めた。
「すいません、お待たせしました」
ソファーに深々と身を沈め、東山さんが長い手足を見せつけるように、足を組み替える。
「君、なかなか筋がいいね。また教えてあげようか?」
「お願いします!」
その時は”ターン”だけじゃなくて、他も…
「また来てくださいね? 待ってます」