第5章 ♦マイクが…
智side
酔いが良い感じに回ってきたせいか、思考回路は既に停止寸前。
松潤の膝にフワフワの頭を預け、目を閉じると、一気に睡魔が襲ってきそうになる。
いかんいかん…
松潤は真剣なんだ…
なんとか意識を繋ごうと、頭をゴロゴロさせてみる。
その時、
「はぁん…」って…
えっ、えぇぇっ!?
後頭部に確かに感じる違和感。
まさか…ねぇ…?
いや~、マジか~(笑)
目を開け見上げた松潤の顔は、多分酔っぱらってる俺よりも赤い。
普段の松潤からは創造出来ないほど、その顔がかわいくって、ジワジワ主張してくるソイツを、指先でツンツンしてみる。
んでもって、ソワソワ落ち着かない様子の松潤に、「歌え!」と強要する俺(笑)
「…や、む、無理だ…ってぇ…」
そりゃそうだよねぇ、ココもうパンパンになってるもん(笑)