第28章 みかん
こんな姿、ニノやカズヤに見せたくない。
「かわいいのに…翔ちゃん…」
指が口から出て行ったと思ったら、今度は後ろの口へ回った。
口の周りを、俺の唾液を使ってほぐす。
ぬるぬるとした感触が、また鳥肌を立てさせた。
「やだっ…雅紀っ…」
「そんなこと言って、トロトロだよ…?」
ずぶりと指が入ってきた。
「ひゃっ…まさっ…」
ローションも付けてないのに…
「ほら、指がこんなにすんなり入るよ?」
嬉しそうに言うから、消えたかった。
こんないやらしい身体なのが恥ずかしくて。
だから普段やらないのに…
雅紀のばか…
「も、いいだろ?やめてっ…」
「いいわけないよ…挿れるって言ったでしょ?」
「いやっ…」
「ふふ…その声も誘ってるように聴こえるよ?翔ちゃん…」
雅紀の指がぐいっと俺の気持ちいいところを擦った。
「ああっ…んっ…」
「いいね…もっと鳴いて?」
また擦るから、身体がビクビク跳ねた。
その時、俺のソロ曲が聞こえた。
TABOOだった。
雅紀はこの曲が大好きで。
しょっちゅう俺に歌えとせがんできてた。
「あ、翔ちゃん。これ歌ってよ」
「い、今ぁ!?」