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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第4章 navy blue scene1


「風呂、入る?」

「え?うん。松潤、先に入りなよ」

「いいよ、お客さんなんだし。雅紀先に入りなよ」

「おう。サンキュ」

そう言いながら、少し眠そうに目を擦る。

「はいはい。まだ寝ない。風呂はいってからな」

「はーい」

そう言うと背もたれに身体を預け、水を飲む。

俺はバスルームへ行き、お湯を落とす。

入浴剤はとっておきのやつを出す。

少しでも疲れが取れるといいな。


リビングに戻ると、雅紀はこっくりこっくりと船を漕いでいた。

「おーい、月9の相葉さーん。まだ寝ちゃだめだよー」

笑いながら肩を揺すると、雅紀は俺にもたれ掛かってきた。

「雅紀…?」

「うん…ごめん」

そのまま暫く俺の胸に、雅紀はもたれかかっていた。

そんなに疲れているのか。

暫くその姿勢のままでいることにした。

雅紀の熱が、俺の身体に伝わってくる。

酒を飲んでいたから、少し熱い。

俺は、雅紀の髪を撫でた。

「雅紀…どうした…?」

「んー?どうもしないよ?」

「疲れてるの?」

「うん。ちょっと」

「そっか」

「だから…もうちょっとこのまま…」

「ふふっ…いいよ」

甘えられるのが、少しくすぐったくて、思わずすこし笑う。

俺はそのまま、お風呂のお湯が張れるまで、雅紀の髪を撫で続けた。


お湯が張れたと知らせるアラームが鳴ったので、雅紀をバスルームへと連れて行く。

「ここにタオルとか出してあるから。適当に使って」

「うん。ありがと。じゃあお先に」

どうぞ、というと俺はベッドルームへ行って雅紀の寝具を整えた。

一応客間としてとってあるものの、ちょっと雑多な部屋なので少し片付ける。

バタバタしてると、雅紀が上がってきた。

「何してんの?」

「あ、ちょっと片付けてた」

「いいのに、そんな」

「やー、だって。雅紀が寝るんだからさ。綺麗にしとかないと」

「そんな。俺なんかどこでもいいのに」

髪も乾かさず上がってきたので、ちょっと雫を落としながら、雅紀が笑う。

こういうざっぱーなとこ、あるんだよなぁ…

「もー雅紀、ちゃんと髪拭いてない」

笑いながらそう言うと、慌ててゴシゴシと髪を拭き出す。

「もう遅いわ」

笑いながらいうと、雅紀も笑う。

「ごめんね」

そういうと、愛くるしい笑顔を見せた。
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