第17章 ヴィンテージ・ワインscene1
「和也は自分でもわからないように、本音を隠してるんだよ…」
「え?」
「俺にはそれが淋しい」
そういうと、少し笑った。
「だからセックスのときくらい、本音ききたかったんだ。だからいろんなおもちゃ使ってみたりして…」
「えっ、そうだったの!?」
「そうだよ…別におもちゃなんかなくても、和也抱いてるだけで楽しいよ」
「それは…わからなかった…」
「だからあの日も、尿道のやつ持ってった。でも今考えたら、かなり変態だった。ごめん…」
「うん…かなり変態だよね…別れ話するのに、道具一式持ってくるって…」
そう言ったら二人で爆笑した。
「俺達、もっとこうやって喋らないとだめだね」
潤が言った。
「うん。そうだね。もっと自分のこと言わないとだめだね」
「ありがとう、和也…和也が今朝乱れてくれなきゃ、こんな話できなかった…」
「ばっ…ばかっ…それは関係ないでしょ!」
「いや、それにしてもあの乱れ方はすごかった。どうしちゃったの?」
「しっ、知らないよっ」