第9章 June bud scene1
意識が戻ると、俺の身体は赤い紐で縛られていた。
手は後ろ手にされて自由が利かない。
「え?なにこれ…」
ベッドの上で、一人置き去りにされていた。
バスルームから水音が聞こえる。
和也がシャワーをしているようだった。
俺は裸で縛られたまま、和也が戻ってくるのを待っているしかなかった。
20分くらいして、和也が寝室に入ってきた。
濡れた髪をよく拭きもしないで。
ベッドの傍に来ると、そこでバスローブを落とす。
裸でベッドに上がってくると、起き上がっている俺の前に立つ。
自分のモノを握ると、俺の口元に差し出す。
「舐めて」
言われるままに、和也を咥える。
初めてこんなことをする和也に戸惑いながらも、腔内で勃上がるまで和也を舐める。
「あぁ…雅紀…」
ドキっとした。
セックスの時に名前を呼ばれたことがないから。
自分のモノを掴むと、俺の腔内にぐいっと擦りつけてくる。
少し苦しい。
「雅紀、今日は女の子になろうか」
衝撃的な言葉が和也の口から飛び出した。
「ふぇっ!?」
和也を咥えたまま、変な声を上げてしまう。
「逃げられないからね?」
にっこりと和也が笑う。