第3章 女神様、見えるようになる
おそ松「へぇ、そう言ったのか?」
トド松「でもさぁ、中二病が発動したようにしか見えないよね」
しかし、数分後。
一旦テレポートして戻ってきたシャンスが、ケーキを屋根の上に用意されたちゃぶ台の上に起き、手を離した瞬間……。
チョロ松「えぇぇぇっ?! 嘘だろ!?」
十四松「すっげー!! いきなり出てきた!!」
そう、彼らにはいきなり食べ物が出現したように見えたのだ。
本当は、シャンスがちゃぶ台の上に置いたのが、正解。
カラ松「ほら、言う通りだろ?」
ほっとため息を付きながら話すカラ松を置いといて、他の5人は屋根の上で黙々と食べ始めていた。
ヴィクトワール「マスター、もう食べてますよ」
カラ松「え、嘘ォ!?」
こうして、カラ松の抜け駆け騒動は無事解決した。
が。
おそ松「でもさぁ、その用意してくれる奴ら見えないってちょっと不便だよなー」
カラ松「俺としても、見えるようにしたいんだが」
その意見を聞き、ヴィクトワールとシャンスはお互いの顔を見合わせる。
ヴィクトワール「マスター、ちょっと里帰りして、姿を見せる方法を探ってきます」
シャンス「ちょっと暫く出かけてくるから」
そう言うと、音を立てて消えてしまった。