第6章 俺様との再開!
「もしもし、リョー兄?」
『スズナ!お前、今どこにいるんだよ!』
「ひょ、氷帝学園だけど…」
『まだそこにいんのか!?もう、結構時間経ったぞ?』
「で、でもこれから景吾がテニスしないかって…」
『なっ!?景吾!?もしかしてあの俺様!?』
「う、うん」
『ダメだ、今すぐ帰ってこい!』
「え、でも…」
しかし、私が言う前にリョー兄は通話を切ってしまった。
「う~、リョー兄怒ってた…」
「たく、あの王子様め…」
「景吾、また今度でもいい?」
そう言って、景吾の様子を見ていると…