第14章 祝福の拍手
『窓、閉めて…』
忘れてた。車の窓、開いたままだった。
急いで窓を閉めると、
信じられないような静かな空間になる。
つまり、息遣いや吐息まで
はっきり聞こえてくるわけで…
重なる唇から溢れる潤いある音や
唇が離れた時の、
早瀬さんの艶めいた吐息も
やけに大きく聞こえる。
…もう、ダメだ。
理性とか自信とか、そんなの、どーでもいい。
俺は早瀬さんの上にまたがると、
自分でも驚くほど迷いなく、
ブラウスのボタンを外しにかかった。
現れた双丘。
ブラをはずすのももどかしい。
上にグッとずりあげて、
無我夢中でてっぺんにむしゃぶりつく。
その間に、早瀬さんの手が、
オレのズボンを脱がせにかかってきた。
彼女がそうするんだから、
俺がためらう必要、ないよね?
俺も早瀬さんのスカートの下から
手を侵入させると、
そのままズルリと、
ストッキングと下着をずり下げた。
指先に、ザラリとした毛の感覚と
ホワンとした蜜のぬめり。
身動きがとりにくい車の中だ。
それほど時間をかけて前戯する余裕もない。
…どうしよう、
このまま、挿れて、いいのかな?