第6章 新しいワタシ
「あのビルの上から優がいる場所を探すか、、」
私はジャンプしてビルの上に立つ。
そして、周りを見渡す。
うーん。車で移動しているのか、姿は見えない。
「きみ、本当に人間なのか?人並みじゃあない強さだねぇ」
背後から急に声がした。
「誰だよ、お前」
「まぁクローリー様のこと知らないなんて。クローリー様ぁ、こいつ殺していい?」
青髪で髪の毛の短い女はそういった。
「だめだよ。殺しちゃ」
「ねぇ、きみの名前は何かな?僕はクローリー・ユースフォードだよ。よろしくね」
「私の名前はみやびだ」
「みやび、かぁ〜。戦いたいところだけど、フェリドくんに呼ばれてるの。ごめんねぇ」
嫌な顔だ。